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軽井沢建築社の別荘


構造性能について


軽井沢建築社の構造性能

耐震性能最高ランクを常に目標にする

地震発生時の強い揺れから人命や財産を守るために、その方法を大きく分けると耐震・制震・免震の3つの考え方があります。耐震とは建物の骨組みなどを強化し、地震の揺れによる建物の崩壊を防ぎます。制震とは地震時に発生する建物の揺れを制震装置が吸収し、地震のエネルギーが建物に伝わりにくくして揺れを低減する仕組みです。免震とは地震の衝撃(揺れ)を吸収し、地震のエネルギーを建物に伝わりにくくする仕組みです。

軽井沢建築社が建てる木造建築では、建物の規模や用途・敷地形状などを吟味した上で、次の表のような工法ルールとしています。 

建築階層
建築の特徴
構造技術 耐震等級 工法
2階建て・平屋
大空間・大開口 100 耐震 SE構法
2階建て 一般的な間取り 200 耐震 在来工法
平屋 一般的な間取り 300 耐震 在来工法

構造計算を必須条件とする

耐震等級3を実現するためのベースになっているのが「構造計算」です。私たちが実施している構造計算は「許容応力度計算法」と呼ばれるもので、設計した建物に地震力を与え、詳細な部材に至るまでそこにかかる力を求め、その力によって構造部材が支障をきたすような変形を起こさないかをチェックするものです。また、建物全体の変形についてもチェックを行ないます。
こうした緻密な検討によってこそ、本来の構造設計ができると私たちは考えています。

SE構法で建てる

阪神淡路大震災の木造住宅の被害をきっかけに生まれたSE構法の最大のメリットは、ラーメン構造を採り入れた木造として他社に先駆けて国の公的機関による構造評定を取得し、設計自由度が高く、さらに強靭な骨組構造にあります。専門用語でredundancy【冗長性】といって、余力を備えたSE構法は、中越地震や東日本大震災においても、その性能を如何なく発揮しています。

軽井沢建築社では、大きな開口部や大空間の木造建築や、スキップフロアの別荘にはSE構法を採用しています。

大空間を実現できるSE構法の構造躯体

軽井沢建築社は軽井沢で唯一の重量木骨プレミアムパートナーです!

在来工法で建てる

比較的壁量が多い木造2階建てで、偏心率が安全圏内の間取りの建物なら、木造在来工法の家を建てることはまったく問題ありません。但し、安全性を確保するために、一棟一棟構造計算することと、構造計算で計画した通りに現場で、確実・適正に施工されていることが大切です。建築物における基本的な性能である構造性能の品質を守るため、大工の勘に任せきるのではなく、熟練の現場監督スタッフによる細かな現場監理を何よりも大切にしています。

構造計算通りに設置された柱脚金物(左)、 建方工事の様子(右)

地盤調査を行い、分析し、その強さを担保する。

建物自体の重さを支えるのは最終的に地盤です。地盤が弱ければ不同沈下によって建物に変形や損傷が生じることになり、地震力を受け止めることができません。建物と地盤をつないでいるのが基礎であり、「建物」→「基礎」→「地盤」という流れで力が伝わっていくからです。つまり、基礎と建物を構造設計する上で地盤の強さを知ることが不可欠になるわけです。
特に軽井沢町は比較的地盤が弱く、地盤補強を必要とする建物が多々あります。
軽井沢建築社では、すべての物件についてこのプロセスを厳守し、安全性を確認しています。

地盤調査(左)と地盤改良工事状況